Googleの営業時間の変更をしようと、ログインしましたら、お客様からのこの様なコメントが書かれていることに気づきました。
[予約でいっぱいです。と冷たく応対されました。予約が必須のようです。]
二日前に書かれたようなので・・・私が気にしていたお電話のあの方ではないかな?と思いました・・・。
入り口に来てくださった方でしたら、面と向かって、冷たくは、していないつもりなので・・・もし、私の対応がそう感じさせたのならば((+_+))それこそ申し訳ないのですが・・・m(__)m
もしも、コメントをくださったのが、あのお電話の男性ならば・・・
このブログをお読みいただき、当店のその日の状況を知っていただけたらと思います。
9月に入って落ち着いてきたとはいえ、8日土曜日は、大変 混雑いたしました。
小さな子供さんを連れたご家族連れや、滞在中の別荘のお客様・・・
まだまだ、軽井沢も賑やかな季節です。
その日のご予約は、三組でしたが
開店と同時に予約のお客様が二組(大人四人、子供二人)と、
予約なしのお客様が 二組(大人五人)が立て続けに ご入店。
皆さん御予約かと思っていたので、予想外のスタートに私たち夫婦は、慌てました。
注文が入り、私はカトラリーセットとお飲物準備&次々と入るオーダー取りに追われていると
追って予約なしのお客様が一組ご入店(大人二人子供一人)。
残すお席は、今夜一番の大人数のお客様(大人四人、子供一人)・・・
カウンター以外は埋まってしまっていました。
すると、この大人数のお客様から「タクシーが来ないから遅れます」とお電話が入りました。
このお客様がいらっしゃるまでに何とかしないと・・・とにかく、目の前の仕事からやっていくしかない。
シェフの補佐に入ることもできず、ホールも厨房も、それぞれが手いっぱいで動きました。
軽井沢は、とても特殊な土地柄です。
ゴールデンウィークから始まり、夏が一番混んで、後は、秋の連休のみ。
どっと人が押し寄せるけれど・・・それ以外は、空っから~
真冬なんて閑古鳥の毎日です。
商売をやり始めた時、ご近所のおばあちゃんが「石の上でも三年だよ」そう言って励ましてくださいましたが・・・
このように浮き沈みが激しいと、人なんかとても雇えるものでは ありませんし・・・
開店して早19年目・・・生活は全く楽にはなりません。
夏に目いっぱい稼いでも、冬場の焦げ付きに消えてしまって~
また、静かな秋です・・・冬は耐えるしかありません(ToT)/~~~
ということで、うだつの上がらないラ・ルーチェですが、シェフは、こだわりの食材を 決して替えることはしないのです・・・そこが私たちのプライド(;^ω^)!?
話逸れましたが、軽井沢は、一年中混みあう場所ではないので、当店の様な小さな店では、人を一年中雇うことができません。
忙しい時期はどこもかしこも人が足りなく、必死に募集するので、取り合いになり
最終、一年中雇える大手、金額の高いところに集まり、
当店のような場所には、まずアルバイトさんはやってこないのです。
ただ、当店には子供が5人おりまして、今年のお盆の前後一週間は、長男と長女が帰省して、在宅中の中学生の娘と三人が店を助けてくれました。
とは言え、基本夫婦二人・・・生活のために目いっぱい働かねばならないのです。
お電話は、時間に関係なくかかってきます。
こちらの様子は、全く見えないのですから仕方ありません。
まさか、店がごった返していて、夫婦二人しかいないなんてわかるはずがありませんもの。
・・・幾度となく、営業中の電話について夫婦で議論をしました。
未だ、結論は出ていません。
お客様は、これから行く為の予約が取りたくてお電話をしてきます。
以前にも書きましたが、
私たちは、目の前に来店くださったお客様を一番と考えており、
お電話での予約は、営業の数時間前まで・・・と決めています。
そのため、お電話をいただいても、状況説明しかできないことになります。
もちろん、二部制でお取りするような書き入れ時にもお問い合わせが多々あります。
席が満杯なら、本日はご案内できません・・・となりますが。
後半の予約席が空いていたら、来ていただいてお持ちいただいた順になります。
ただし、当店の回転は、どんなに良くても二回転が限度。
お待ちいただけるのは、余りの席分だけとなります。
この土曜日の状況はどうだったかと言いますと・・・
この日は、早い予約のみ。
前半は、予約合わせてすでに満席。
(カウンター二席のみ空いていましたが、とてもこなせる状況では無いので、すぐさま お客様を入れることはできませんでした。)
前半のみで、後半の予約は、お取りしていない日でした。
このお電話の時の私たちは・・・
シェフは、パスタの中でも一番神経を使う、ペペロンチーノをはじめとする4種類パスタソースに取り掛かり、ソテーパンと格闘しながら、ピザ二枚を焼いていました。
私は、今まさに出来上がった「生ハムとルッコラのPIZZA」の盛り付けをするところでした。
お電話が鳴り、私は子機を耳に挟みながら
ルッコラをふっくらと重ねるように飾りつけ、生ハムを乗せて
「今から行きたい」というお客様に「七時半以降でしたらお席が空きます」と お伝えました。
チーズも振り、エキストラヴァージンオリーブオイルを振り、一刻も早くお客様のお席にお届けしなければなりません。
私の答えを聞いたお客様は、嬉しくなったのか「本当ですか?、ちょっと待ってください」と、お隣にいる、お連れ様とお話を始められました・・・
ママ「あの・・・お客様・・・」
お客様の耳元に電話が無いので、声は届かず・・・
私は、ピザを優先するため、シェフに電話を頼み・・・ピザを届けに行きました。
当たり前ですが、当店では優先順位がございます。
先ずは、温かいお料理が一番!!
とにかく、冷めないうちにお届けしなければなりません。
ペペロンチーノに向き合いながら他のおソースを作って、ピザの焼きも見なければならないシェフは「え~~(ムリだよう)」です。
それでも、お電話の方が話始めるまで肩と耳に子機を挟んでガスの前で格闘しながら待っていました。
横で私の説明を聞いていたシェフは、お客様からの答えにとても驚いたようでした。
お客様「では、これから伺います」・・・
シェフ「え!?・・・今から来ていただいてもお席は空いていないので。」
お客様「行っても席がないってことですか?」
シェフ「はい。今現在は空いていません、お越しいただいてお待ちいただいた方から順次ご案内になります」
お客様「スグに入れないってことなんですか」
シェフ「お席が空くのをお持ちいただかないとムリです」
PIZZAを切り分けて、戻った私は、電話を切ったシェフの様子に・・・
シェフとお客様とのやり取りに一抹の不安を感じました。
私は、お客様とのご縁は結びたいと思って、どんな時でもなるべく取ろうと致します。
しかし、人間には、限度もあります。
取れない時も稀にありますが、何とかお電話を取ったとして・・・それが返ってあだになることもあるのかもしれません。
その時、シェフは、お客様とのやり取りをしていて、ペペロンチーノが焦げ味になり、PIZZAを一枚焼き過ぎてしまいました。
一から作り直すことになりました。
どこにブツケルこともできない怒りが表情に出ていました。
特にペペロンチーノは、この国産にんにくが高騰してきている時期に痛手ですし、何よりまた、オイル作りからやり直すには、とても時間がかかります。
ペペロンをお待ちのお客様にとって何よりの不利益になりました。
あくまでも、このお電話の男性の方が、コメントを書いたとしたら・・・という過程で書きました。
この日は全部で4組ぐらい入り口でもお断りいたしました。
開店して間もなく満席で、予約の方が遅れている状況では、お席が空いているように見えても、お入れすることはできませんでしたし
カウンターのお席(二名分)は空いていて ご案内はできるものの、
シェフが一人で一品一品お作りしているので、
「お料理ができるまでに一時間みていただかなければならないこともあります」とお伝えもしました。
言い訳のようですが…本当にどうしようもない時間帯でした。
その、お断りした際の私の態度がイケなかったとしたら、深く反省いたしますm(__)m
どうか、コメント欄に状況をご説明ください。
が・・・
ちょうどいい機会なので、この場を借りて、お電話をなさる時間についてについて、今一度お考えいただきたいです。
あくまでも、ゴールデンウィーク、お盆期間、7月の海の日連休~八月いっぱい。9月~10月の連休と土日。などの、どこも混みあうと予想される日の営業時間中のお問い合わせについて。
あくまでも、混雑時のみ。
普通の平日は、気になさらず大丈夫と思います!
以上、当店からの重ねてのお願いになりますm(__)m
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